自己破産すると、すべてなくなる?(すべての家財道具 家に差押えの札が張られるのなど)

自己破産をするとスーツを着た人達が家におしかけてきて、いたるところに赤紙をペタペタ貼っていく、などというイメージをお持ちの方も未だにいます。

そんなことはありません。

破産の際は民事執行法で「差し押さえ動産に準じる品々は対価の対象にならず」とあります。

わかりやすく言うと、「仕事や生活に必要なものは没収されませんよ」ということです。
しかも自己申告ですので、裁判所の人が自宅にあがりこんで査定をするということはありません。仮に持家を競売にかける場合でも調査員が事前に連絡をして何人かでこっそり来ますのでご近所に気づかれるということはありません。

では、なんでもかんでも仕事に必要だと主張すれば没収されないかというとそういうわけにもありません。高級なものは換価(没収)されます。
およそ査定額が20万円以上のものが対象になります。
例えば自動車やマイホームなど、査定額が20万円を超えるものは全て現金化され、債権者に分配されます。

そこで自己破産をする前に自動車などの名義を他人に変更すれば良いのでは?と考える方もいますが、これは絶対にやってはいけないことです。
なぜなら裁判所の管財人は破産前に名義変更などで財産を隠していないかも当然調べます。発覚すれば自己破産の免責がおりないだけでなく、詐欺破産罪という犯罪になります。
そもそも自己破産は、破産後の人生を更生させるものですから、生活日用品などの再スタートをする為の物をすべて没収してしまうのは本来の目的に反しているわけです。

 

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